内容説明
動乱を経て世は変わり、時代は明治。理想の令嬢と呼ばれる眞宮子爵令嬢、奏子には秘密があった。それは、巷で大流行中の恋愛小説の作者『槿花』だということ。世間にバレてしまえば騒動どころではない、と綴る情熱を必死に抑えて、皆が望む令嬢を演じていた。ある日、夜会にて密かに憧れる謎の美男美女の正体が、千年を生きる天狐の姉弟だと知った彼女は、とある理由から弟の朔と契約婚をすることに。仮初の夫婦として過ごすうちに、奏子はどこか懐かしい朔の優しさに想いが膨らんでいき―!?あやかしとの契約婚からはじまる、溺愛シンデレラストーリー。
著者等紹介
響蒼華[ヒビキアオカ]
2021年から執筆活動開始。『大正石華恋蕾物語 贄の乙女は愛を知る』で「アルファポリス第5回キャラ文芸大賞」恋愛賞受賞。改稿を経て出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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