内容説明
小国の王子であるセナは、「惹香嚢」という男でも妊娠可能な特殊な臓器を体内に有している。発情期には男を惑わす魅惑的な香りを放つため、問題が起きぬよう、たった一人で牢に隔離されるという生活を送っていた。淫売と罵られ、家族にさえ顧みられないセナだったが、ある日突然父王から「お前を、レスキア皇帝に嫁がせる」と命じられてしまう。惹香嚢持ちとはいえ、男が後宮入りした例はなく、帝国への従属の証しとして嫁いでも、殺されてしまうかもしれない―。命令には逆らえず、セナは侍従一人だけを供にレスキア帝国へと向かう。そして迎えた皇帝との初夜。発情したセナが目にしたのは…。
著者等紹介
佐伊[サイ]
5月末日生まれ。双子座。A型。豪雪地帯出身。2016年よりWeb上で執筆活動開始。「竜王の婚姻」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くたくた
29
Kindle版をAmazonにオススメされ、アンリミだったので好奇心でクリックしたのが運の尽き?(いやそれは著者に失礼な!)。よくある異世界BLで竜に嫁した不遇な主人公が溺愛される系だろうとの安易な予測を見事に裏切る、超骨太大河だった。本は厚いは、内容は重いわ、先は気になるわで、ついついの駆け足飛ばし読みになってしまった。(これまた著者に失礼な!)。オメガバースとちょっと似た、惹香嚢という発情期に強烈なフェロモンを発する子宮類似器官を持つ人間と獣人王の婚姻に端を発する物語だが、主人公は全然愛されないまま→2025/06/22
ソイラテ
11
夢中で読んだ。途中不穏な展開が怖くて何度も本を置いたけどそれでも読まずにはいられない、力のあるお話だった。どうか皆無事に生き延びて欲しい!2024/08/29
emi
5
軽く読み始めたけどなかなか深いなぁ。この世界観好きかも。2025/04/20