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内容説明
伯爵令嬢ロロナが事故死したという知らせが舞い込んだのは、彼女が王太子に婚約破棄を告げられた翌日のことだった。妹を虐げたなどといわれなき罪で糾弾されながら、その咎めをあっさり受け入れたロロナ。その死を知ったロロナの妹は喜んだ。「これで王太子は自分のもの」と。王太子は笑った。「もっと早く死んでくれればよかったのに」と。しかし、彼らは知らなかった。ロロナの死がもたらすものは、幸運だけではないということを…文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
著者等紹介
マチバリ[マチバリ]
2020年より小説のWeb投稿を開始し、2021年に商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
14
婚約破棄された令嬢が事故死。本人ではなく周りの人目線で語られる彼女の死の前後。周りの人たちも本人目線で見るとその行動にも納得がいく。彼女の死をきっかけに、破滅する人改心する人それぞれ…。ラストはこれでよいのかはちょっとひっかかるところ。ざまあきつめだなと思っていたので、文庫書下ろしの短編は良かったです。2024/05/19
ルーシー
8
王太子の婚約者で品行方正なヒロインはパーティーで王太子よりやってもいないことを糾弾され婚約破棄を宣言される。冷静に了承しその場を後にするヒロインだがその後、彼女の乗った馬車が事故を起こし彼女は亡くなったとの情報が…。 家を守ろうとする彼女の献身が健気で😭 それに比べて家族たちの自分勝手な行動が酷い。しっかりキツめに「ざまあ」されますけれど。SS(義妹の話)がとても良かったです。2024/03/16
Y_紫_LOVE
1
コミカライズのPRを読んで気になっていたところ、書店で見つけて直ぐに購入。一気に読みました!!今まで読んでいたものと少し変わっていて、断罪からのスタート…と思いきや事故死!?どゆこと?!!と一気に読んでしまいました。2024/03/30
まなぴょん
0
言掛りで婚約破棄され、直後城を出た令嬢は馬車でどこかへ向かった。翌日馬車が事故に遭い、令嬢が亡くなったとの知らせが届いた。眉目秀麗、領地管理、商才に長けた令嬢は感情を表に出すことだけは苦手だった。そんな無表情な令嬢を勝手に疎ましく憎く思っていた周囲は令嬢の死を喜んだが…。自滅型ざまぁって感じですかね。読み易い。2025/05/09
深川拓
0
感想はこちら→ https://www.tuckf.work/book202404032024/03/30