内容説明
小さい頃からの性教育は、自分を知り、他者との違いを認め合い・尊重し合いながら、誰もが自分らしく幸せに生きていくための第一歩です。
目次
第1章 なぜ小さい頃から性教育が必要なのか
第2章 「げっけいのはなし いのちのはなし」の活用ポイント(この絵本ができた経緯;月経の機序以外に伝えたかったこと;皆さんから寄せられたお悩みにそって解説Q&A)
第3章 読者様からの声(この絵本をどのように活用していますか?;絵本を読んだ時のお子さんの反応はいかがでしたか?;絵本の感想をお聞かせください。)
第4章 大事にしていきたい「性」と「生」のお話(「同意」の大切さにもっと多くの人に知ってほしい。;「家族だからこそ」線引きをする。;違和感を見過ごさずに言葉にする。;その子らしさを大切に)
著者等紹介
大石真那[オオイシマナ]
兵庫県神戸市出身。絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」の著者。保健師・看護師・思春期保健相談士。2022年4月「子ども達のイキルチカラヲヒキダス」をコンセプトにNPO法人HIKIDASHIを設立。現在、性教育を中心に様々な事業を展開し、「生」教育アドバイザーとして子ども、両親、企業の方々等、様々な方を対象に各種性教育の講演会、研修を行う。絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を広く知っていただくためのアンバサダー養成、性教育カフェなどに力をいれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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katoyann
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月経の仕組みは包括的性教育の一環として教える内容であることを説いた本。月経は、排卵したけれども妊娠しなかった結果、出てくる現象であるため、妊娠の仕組みを含めた性教育がセットになっている必要があるとする。文部科学省の学習指導要領では「妊娠の経過は取り扱わないものとする」とされているが、正しい知識を教えずにポルノから偏った情報を得てしまうことで、望まない妊娠で苦しむことになるという。また、性被害の未然防止という意味でも、同意や境界線といったコミュニケーションに関する教育も重要となるという。参考になる。2024/08/31