内容説明
中国の史書に記録された日本人。中国の皇帝・武則天に日本を認めさせた功績・歴史的意義・影響を中国の史書、百済史・新羅史、日本書紀・続日本紀から徹底分析!
目次
第1章 古代中国と東夷(倭)との間には豊かな交流があった
第2章 日本の外交史 中国の史書に記録された日本人
第3章 粟田真人とは
第4章 真人以前の中国の史書と日本書紀の記録は一致しない
第5章 隋の使節・裴世〓の記録について
第6章 粟田真人ら第八次遣唐使が入唐した時の日本の情勢
第7章 国交回復のため検討した内容
第8章 入唐時の唐の情勢
第9章 武則天との対決
第10章 国号・日本の確定と国交回復
第11章 帰国後の粟田真人
著者等紹介
安田権寧[ヤスダケンネイ]
昭和54年東京大学法学部卒業(在学中は応援部・主将)。社団法人日本善行会理事(善行調査委員。平成17年退任)。学校・家庭インターネットコミュニケーション共同実験協議会事務局長代行(文部省指導の下、文部省OB、教育関係団体、IT企業で設立。CSK会長大川功氏が協議会会長。文部省、CSK、日立製作所等IT関係企業、日教組、日本PTA全国協議会等参加)。株式会社ビックカメラ取締役・執行役員・法務部長等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hyena_no_papa
3
書名を見て吉川弘文館の人物叢書のようなものかな?と思い借りてくる。開くといきなり古代中国と東夷(倭)との豊かな交流について説き起こす。前触れとして必要かも―と思いつつ読み進めるが、どうも途中から怪しい気配が!第4章では「真人以前の中国史書と日本書紀の記録は一致しない」とし、遂には筑紫君薩野馬を倭国王とするなど九州王朝ばりの展開には引いてしまう。郭務悰の肩書を右戎衛・郎將・上柱国・百済禰軍・朝散大夫・柱国と誤読するのは古田氏の影響か?上柱国と柱国が肩書中に併出するはずもない。参考文献を載せないのも減点か。2025/02/11