内容説明
脳神経外科医が自ら実践し、推奨する生活習慣。高齢者入りするまでの比較的若い方は必読!今日から認知症を予防する生活習慣を実践してみよう!
目次
第1部 認知症の概要(認知症の病態・原因;認知症の症状・受診すべき症状の目安;受診する医療機関・受診するときの心得;認知症の診断;認知症の治療)
第2部 認知症治療・予防法の有用性を検証する(治療効果・予防効果の判定について;予防法や治療効果判定の指標について;因果関係と相関関係)
第3部 認知症を予防するための生活習慣(脳を使う;適度な運動を習慣づける;過不足のない良質な睡眠;バランスのよい栄養摂取;生活習慣病の治療;歯周病の予防;趣味を持つ;社会とのつながり、人との交流を保つ;禁酒(節酒)・禁煙
ストレスをため込まない
芸術に触れる
新しい経験を求め続ける)
第4部 認知症にまつわる話あれこれ(認知症は病気なのか老化現象なのか;認知症になるのは不幸なことなのか;EBM(根拠に基づいた医療)
介護はだれが担うか
介護保険制度
介護で苦労すること
運転免許証の返納)
著者等紹介
藤原敬[フジワラタカシ]
1977年岡山大学医学部卒業。脳神経外科を専攻し、香川医科大学講師、呉共済病院診療科長を経て、2003年に藤原脳神経外科クリニックを開設する。脳神経外科専門医として、長年に渡って認知症の診断、治療、予防法の啓発に携わっている。広島ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょうこ
6
著者は脳神経外科の医師。外科医だが、認知症など手術の対象とならない機能性疾患も長く診察していらっしゃるそう。とてもわかりやすく、根拠も示しながら、そして決しておどすようなことは書かず(ともすればこの手の本はあおりがち)、穏やかで優しそうなお医者さんのお話を聴いているような本。12の習慣の1つ「新しい経験を求め続ける」では、旅に行けずも自分の町の通ったことのない道を通るのでも、とあり、最近の自分の志向と合致していてちょっと安心。高齢者入りするまでの比較的若い中年を想定して書かれたとのこと。2024/06/23