内容説明
三つの神供―美酒と芸楽と人肌を神に捧げてきた享楽街アイリーデ。古来、国家間の争いとは距離を置いてきたその街にも、大陸全土に漂う戦雲が影響を及ぼし始めていた。華やかな街の陰で、さまざまな勢力の思惑が交錯する中、シシュはサァリと彼女が愛する街を守りきるため奮戦する。そしてサァリは、ついに生涯ただ一度の客取りを行うことを決意するが―!?定められた運命を超え、神話と人を巡る物語が行き着く結末とは?異類婚姻譚完全編、完全書き下ろしの後日譚を百ページ以上収録して登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
美酒と芸楽と人肌を神に捧げてきた享楽街アイリーデ。国家間の争いとは距離を置いてきたその街にも、大陸全土に漂う戦雲が影響を及ぼし始める第3弾。華やかな街の陰で様々な勢力の思惑が交錯する中、サァリが愛する街を守りきるために奮戦するシシュ。そして彼女がついに生涯ただ一度の客取りを行うことを決意する展開で、そこまでなかなか進まない二人の関係ももどかしかったですが、決意してからもまたいろいろ巻き込まれて因縁の決着をつける展開になっていましたが、これからもきっといろいろ起こるんだろうな…と感じた後日譚が印象的でした。2024/04/08
鳩羽
3
2柱の神と敵対し、国家間の争いの影響を受け始めた享楽街アイリーデ。責任を自覚したサァリは、神供としてシシュを選択する。一方、やはりサァリへの想いを自覚したシシュはサァリに求婚するが、儀式に邪魔が入り…。神と人間との長々と続く契約の末端、現代の若い二人がまずは無事にくっついて、めでたしめでたし。様々な犠牲もあり、今後の事もあるが、サァリの純粋で素直な性格と、シシュの融通が効かない堅物な性格のカップルに安心感があり、良かったなと思える。話の筋というより、世界観やアイリーデ、キャラの設定が好きなシリーズだった。2025/07/21
伯眉
0
続きは出ないのか、、、2024/04/21