内容説明
フォレスター家とコナハン家。ライバルとしていがみ合う家同士に生まれたメアリーとシリルは、幼馴染であり犬猿の仲だった。そんな敵対するふたつの家の仲を取り持とうと、突如王が下したのは政略結婚の命。しぶしぶ従うものの、シリルとの結婚がメアリーは嫌で仕方がない。なぜなら彼女はかつて騎士を目指してシリルと切磋琢磨していたが、泣いているところを彼に見られたせいで、家の確執以上に彼への忌避感を抱いていたのだ。けれどメアリーを嫌いなのはシリルも同じはず。たとえ結婚しようと形だけのものになるに違いない―。そう思っていたのに、初夜に現れたシリルは激しくメアリーを求めてきて…。
著者等紹介
扇レンナ[オウギレンナ]
兵庫県出身。2021年に華宮ルキ名義で出版デビュー。2022年に扇レンナ名義で『前世を思い出して王子の追っかけを止めたら、逆に迫られています』(アルファポリス)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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