内容説明
10代は迷いながら進んでいい。お受験、不登校、高校中退、極貧一人暮らし。高校に行かない選択をしたら起きたこと。
目次
1 咲―15歳で私が高校を辞めるまで、そして今の自分(高校を中退して、一人暮らしを決めた日;自分という「ブランド」をもつ ほか)
2 絶望した学校―高校はどこがイヤで、なぜ中退を選択したのか?(学校は子どもの表現力を壊す;期待はずれだった高校生活 ほか)
3 大人―周りの大人たちを好きになれず、失望した理由(私は大人が嫌い;責任逃れと保身は、子どもにわかってしまう ほか)
4 考え方―高校を中退した自分が、大切な人たちに伝えたいこと(自殺を考えていたNのこと;子どもから見た親の離婚 ほか)
5 支え―どんな時にも人は支えが必要、感謝の気持ちを伝えたい(ずっと支えてくれた、愛する友達;弱音を吐ける場所、避難場所をつくる ほか)
著者等紹介
松谷咲[マツタニサキ]
16歳の中卒。2006年生まれ。4カ月で進学高校を中退し、極貧1人暮らしを経験。居酒屋など8種類のバイトを経て、現在タトゥー彫り師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
42
ティーンズ・新刊コーナーより。表紙から発せられる幼い少女の視線に惹かれて手に取り、聡明な著者が感じた画一的な教育への失望をわが身のように感じました。彼女ははた目には恵まれているかもしれませんが、自分に適した学びの場には恵まれなかった。愛されているけれど居場所がなかった。16歳で一人暮らしをはじめた彼女にも、それを見守るご両親にもエールを送りたい。人生は長い。著者も成人する。トライアル&エラーの繰り返しが人生。大いにぶつかりながら自分を模索してほしいです。やっちゃえ、松谷咲!2023/11/28
ミント
1
私も健康カウンセラーなので、日々、自分を大切にできずにボロボロになった人たちを励ましています。 日本には、まだまだ固定概念や肩書に縛られて、自分の健康を犠牲にしてしまう大人がたくさんいます。 アラフィフの私がこの2~3年で学んだことを、咲さんが15~16歳の時点ですでに経験して知識として身に付けていることにとても感心しました。 咲さんたちのように、自分を愛し、夢に向かって輝いている若者たちがいることをこの本を読んで知ることができてよかったです。 そして、日本の未来は明るいとうれしく感じてます。2023/10/29
からあげ
0
若いって素晴らしい。2025/01/12