内容説明
自由で、自分らしくいられる特別な場所―。カフェを舞台に紡ぐ珈琲と人生の31の物語。
目次
prologue
01 歴史を誇るクラシックなカフェ
02 風と緑を感じるカフェ
03 街角のアイコン
04 個性が光る空間
05 土地の魅力を映しだす鏡
著者等紹介
Aya Kashiwabara[AYA KASHIWABARA]
エッセイスト。1969年京都生まれ。外資系旅行会社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
106
ベルリン在住のカフェ巡り歴26年の著者による「欧州カフェ紀行」に続くカフェ紹介本。ドイツを中心にオランダ、ポーランド、ウィーン、ドブロブニク、ブダペスト、ブラチスラバ、トリノなど、著者が訪れたカフェとその街の雰囲気を写真で伝えてくれていて、とても良い。クロアチア・ドブロプニクのパノラマ レストラン&バーで世界遺産の旧市街と青い海を眺めたり、一日80杯コーヒーを飲んでいたといわれるバルザックの家で、小説を読みながらコーヒーを飲むのも乙ですが、著者の一番好きなカフェは、思い出の詰まったフォイヤーバッハカフェ。2023/12/04
なにょう
14
眼福。1年のはじまりに美しい本を読むことができて良かったです。2024/01/01
雛
6
ヨーロッパのカフェ(珈琲)をテーマにしたたエッセイ。カバーだけではなく中もカラー写真。とても美しい。本当にこんな素敵なカフェが存在するのかしら?って思うほど…。ページをめくるごとにとても素敵で、読むだけで旅行に行った気分を味わえるほど。 ゴージャスで雰囲気のある国内のカフェを探し歩いてみるのも楽しいかも知れない。 とても素敵♪ピンポイントにカフェ=珈琲と的を絞ったヨーロッパ特集。一見の価値アリ。そんな1冊でした。2024/01/10
ゆうちゃん
5
前作の欧州カフェ紀行に続く待ちに待った続作。舞台は同じヨーロッパで今作は著者のより内面に迫ったエッセイと現地の雰囲気をたっぷり表したカフェとのシンクロナイズした情感に浸れる。シンプルで自然な含蓄のあるメッセージは健在で各項のエンディングの問いかけに思わずハッとしてしてそのまま現実に引き戻される感がなんともいい。2023/08/18
スローリーダー
4
ヨーロッパのカフェはいつも人でいっぱいのイメージ。リビングの延長のような身近な存在で賑やか。ただ自分にとってはそれが少し煩わしくもある。静かに珈琲を味わいたい。歴史的な建造物の派手な装飾を見ても何だか落ち着かない。僕には木製の内装に包まれた薄暗い純喫茶の方がしっくりくるようだ。とはいえ文章を読み洒落た写真を眺めては羨ましくてため息が出た。2024/06/12
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