内容説明
さまざまな名前を知ることで、あらためて感じる日本人の感性の素晴らしさ。連綿と続く自然への慈しみ。風土に根づく暮らしの風情。雨や風や光の名前、伝統色の背景をひもとくことで、さらなる和の世界の喜びを。
目次
1 雨の章(春雨―退紅;桜流し―御所染 ほか)
2 風の章(春一番―陰萌黄;朝東風―橙色 ほか)
3 光の章(晨光―東雲色;来光―清光 ほか)
4 月の章(朧月夜―藍色鳩羽;春月・梅雨の月・盆の月・寒の月 ほか)
5 星の章(星月夜―紺青;冬のダイヤモンド―勝色 ほか)
著者等紹介
北山建穂[キタヤマタテホ]
1974年栃木県日光市に生まれる。下野写真協会会員。第3回写真出版賞大賞受賞。第一作『四季彩図鑑~写真でつづる日本の伝統色』(2021年)、第二作『四季彩 言の葉 百色図鑑』(2022年)は、ともに全国学校図書館協議会選定図書に選定。さらに『四季彩図鑑』は『日本色彩寫眞物語』として2022年台湾でも発売。主な受賞歴、しもつけ写真大賞準特選、下野新聞紙上写真コンテスト金賞、日本フォトコンテスト日光杉並木賞、鹿沼市再発見観光写真コンクール特選など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
160
北山 建穂、2作目です。雨&風&光&月&星×四季に纏わる美しく嫋やかな表現、言葉の数々、気候変動により日本の四季が失われつつありますが、何とか守って行きたいと思います。 https://miraipub.jp/books/24139/2023/09/07
榊原 香織
60
写真が綺麗。 雨の名前は美しいのがずいぶんある。桜流し、天泣、糸雨など 最近多いのは私雨(ゲリラ豪雨)2023/09/05
MOTO
10
季節ごと変わる雨、風、光。触れ合う度、胸がきゅっとなる程愛おしいのに、名前がある事を知らなかった。もしかしたら忘れてしまうかも知れないが、思い出すまでそこにいる理由が出来た様な気がして嬉しい。2024/01/09
kaz
3
「雨」「風」「光」「月」「星」のそれぞれにつき、いろいろ呼び方があるのは知っていたが、自分の知識はほんの初歩的。こういう言葉を使い分けることができれば、大人の雰囲気にもなるのだろう。図書館の内容紹介は『桜流し、篠突く雨、律の風、花粉光環、天使の梯子、朧月夜…。日本の伝統色とともに森羅万象を表現する「やまとことば」、あるいは「俗称」を、「雨」「風」「光」「月」「星」の章別に美しい写真とともに紹介する』。 2023/09/23
ホークス今季はAクラス!
1
俳句や短歌で使われる珍しい季語、素敵な景色の写真が付いており、眺めていて癒されます。 杉やヒノキの花粉が大量に飛散する日に現れる虹の様な光の輪の花粉光輪が凄く珍しく感じました。2024/03/09