内容説明
Twitterで万バズ100回以上、凍結10回!!!!北朝鮮、イラン、イラク、シリアに渡航してきた指笛奏者が送るクレイジー旅行記。
目次
第1章 史上初!タリバン政権下のビザ取得
第2章 前代未聞のアフガニスタン入国チャレンジ
第3章 いきなり難易度高すぎる街クンドゥーズ
第4章 ついに、大本命の首都カブール入り!
第5章 破壊されたバーミヤン遺跡と手付かずの大自然
第6章 予定通りにいかないのが限界旅行である
第7章 絶対絶命!?タリバンと僕の泥沼の戦い
著者等紹介
指笛奏者[ユビブエソウシャ]
限界旅行者。7年間で62ヶ国を巡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みき
57
タリバン政権が政権を奪取してから(おそらく初の)ルポ、旅行記ではないかとのこと。タリバンが統一することによって安全性が上がったとの味方は素直に凄いなと。こういうのは現地に本当に行かないと分からないことですね。苦言を言うのであれば、他の方も感想に書いているのですが嫌なヤツというか、文章や行動が鼻につく………。せっかく面白い行動や他の人には書けないことをしているのに何か勿体ないなーと思わざるを得なかった。それを除いても読む価値のある素晴らしい本です。2024/04/19
ふみすむ
10
2021年、タリバンによってアフガニスタン共和国が崩壊した。本書は2022年に、日本人で初めて第二次タリバン政権下のアフガニスタンに渡航した著者の紀行文である。この潜入記録はビザ取得から始まるが、政府はどの国からも未承認で外交関係もないため入国の手続きから難航する。入国後も国境検問所で数日を「タリバンと一つ屋根の下」で過ごすのは何とも滑稽な話である。都市で観光を試みるたびに自動小銃を携帯したタリバン戦闘員に連行されるが、付け焼き刃の言語とユーモアで難局を乗り切る姿は逞しい。読んでいて生命感があふれてきた。2023/12/10
DEE
8
アメリカ軍が撤退し、あっという間にタリバンの支配下に戻ったアフガニスタンに単身乗り込んだ筆者。事実上の独裁国家となったことにより国内の武力衝突が激減し、かえって安全になったという皮肉。それでもタリバンの庇護下にいないとかなりヤバいという状況は変わらず、ちょくちょくしょうもないことでタリバンに拘束されたりしている。未知の国だし行ける気が全くしないのでとても興味深く読んだ。シリアやパキスタンに独力で旅ができ、現地語を普通に話せるくらいじゃないとヤバいと著者は言う。読んでいてその通りだと思った。2024/01/27
もちお
4
タリバン政権後のルポは少ないので、かなり興味深い内容だった。しかし深夜にも平気で出歩くのは、無謀というか、大胆というか…サバイバル能力が高そうだけど、だいぶ冷や冷やするなあ。2024/01/09
Sin'iti Yamaguti
2
著者については何も知らない。写真で見る限り若い人だろう。記述も軽いノリだ。しかしタリバン政権下のアフガニスタンに行く、というのは、ごく限られた人だけにしかできない。著者はダリー語が達者らしいが、ダリー語かパシュトゥー語かができる、という人はそうそういないはずだ。その意味では、単なる旅行記以上の、貴重な情報の源ともいえる。タリバン政権が崩壊した暁には(その日が来て欲しいが)、バーミヤンに行ってみたいのだが... 2024/04/21