内容説明
「私は、お金に負けたのね」地方領主の令嬢、エステル・フローゼスの人生は突然の婚約破棄と自身の異能によって大きく変化する。傷心のエステルが繰り出した夜会で待っていたのは、第一王子・アークレインとの運命の出会いだった―!「エステル嬢、私と婚約しようか?」異能に目をつけた腹黒王子から『演技』で溺愛される日々―。しかし、エステルの心は徐々にアークレインに惹かれていき…?婚約破棄から始まるシンデレラ・ストーリー、堂々書籍化!第1回ドリコムメディア大賞W受賞。銀賞&DRE STUDIOS賞。
著者等紹介
森川茉里[モリカワマリ]
大阪出身、広島のばらのまちに住む物書きです(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すがはら
11
ヒロインは温厚で堅実な良い子。2人はお互いに気遣い助け合い、献身的な使用人たちにも恵まれて幸せ気分を味わえるはずが、ヒロインの心境が複雑過ぎて全体にトーンが暗め。円満だった婚約者との仲を相手の家の借財のせいで引き裂かれたことも、自分の隠していた能力を知られたことをきっかけに王子に囲い込まれたことも、全て消化できないままに従順に受け入れたけど心は納得できずにグルグルし続け…。元婚約者の不幸も読者をどんより気分にさせます。どこでトーンが切り替わるのか。気になって最終の3巻まで買ったけどこのままだったら困るな。2024/11/17
りんりん
5
★★★★☆2023/10/02
bulbul
4
幼馴染の婚約者をお金の力で強引に奪われたエステル。次に出会った王子様に契約を持ちかけられて……。ファンタジーだけれど甘くはない、理路整然とした王子が「溺愛」に至るまでのまだ途中の模様。エステルが冷静に見極めながらもアークレインを受け入れて葛藤するのも読み応えがあった。速攻で溺愛されるのも興覚めだけれど「政略」前面王子も捻くれていて毛色が変わって新鮮だったかな。2023/05/11
asaasa
0
★★★☆☆2023/05/31