内容説明
吉本隆明主宰の『試行』誌に長期連載された『唯物弁証法の基本構造』につづく、東百道(当時のペンネーム東是人)のマルクス三部作の第二作。唯物史観を解明しその原像を復元した画期的な『唯物史観の基本構造』ついに完成!マルクスの「資本主義経済論」「政治革命論」に非の歴史的審判がくだった現在、残る「唯物弁証法論」「唯物史観」に学問的真理性はあるのか。従来の「マルクス主義者」の誤解と曲解と歪曲を根底から批判し、マルクス「唯物史観」の社会構成論の原像をまったく新たに復元した、マルクス「唯物史観」解読の決定版。
目次
第1章 始論―“唯物史観”解明の視点と方法
第2章 生活生産論
第3章 交通論
第4章 市民社会論
第5章 上部構造論
第6章 終論―唯物史観の所謂「公式」の解読
著者等紹介
東百道[ヒガシモモジ]
1946年3月東眞六・久子(旧姓末廣)の第六子(千昭兄、和子姉、朝子姉、拜子姉、紀子姉)として千葉県市川市に生まれる。2006年3月生業(会社勤務)の退職を機に、本来のライフワークを『過程』誌の執筆&発行を軸に推進し、朗読活動を半生業&半ライフワークとして推進しつつ現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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