内容説明
全編手紙や文集などから構成。「僕」と「先輩」の10年以上にわたり紡いだラブレター。小説投稿サイトステキブンゲイ発信企画。中村航、いぬじゅん、中村優一など101人がリレー形式で紡いだ小説が、待望の書籍化!若者の心を突き刺す青春小説にして往復書簡式小説の金字塔、誕生。
著者等紹介
作道雄[サクドウユウ]
1990年大阪府茨木市生まれ、京都大学法学部卒業。2014年に映像制作会社「クリエイティブスタジオゲツクロ」を設立、代表に就任。映画監督として活躍する一方、脚本家としてテレビドラマの脚本などを手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陸抗
29
101人がリレー形式で紡いだ小説で、奈海先輩と巽の手紙のやり取りのみなのに、学生の頃の情景や社会人として働きだした時の心境、大人になっていって失ったものがありありと描かれていて、手紙ならではの物語が素敵だった。これからもきっと、二人は手紙を送り続けていそう。本で描かれないその先も気になる小説で、読めて良かった。2023/04/05
どぶねずみ
22
101人が書いた手紙によるリレー小説。こういうの初めてだけど、本当に一人が書いたように仕上がっている。いや、2人がこうやって文通していたように。私も小学生のころから文通をして、多い時には30人を超えたこともあったが、いつの間にか社会人になって文通をしなくなった。本書での2人は社会人になっても互いの相談をしながら10年以上続けている文通。本当はこの2人が結婚した方が良かったのでは?と思わせるようなレアな関係である。恋人でもない関係で互いの心を支えあう関係、何年も会わなくても通じ合う心。何だか羨ましいな。2024/01/26
ぴよちゃん
2
★図書館本。最初ノンフィクションかと思ったら違いました。複数の作者で繋ぐ企画もの2023/09/21