内容説明
誰もが憧れる男・エルムートと結婚し、人生の絶頂にいたフランソワ。そんな彼に、エルムートは一冊の本を渡し、言った。「オレに好かれたいのなら、少しは学を積むといい」と。渡されたのは、今では解読できる人間がほとんどいない「古代語」で書かれた本。伴侶の嘲笑と嫌がらせに絶望した次の瞬間、フランソワに前世の記憶がよみがえる。なんとフランソワは前世、ありとあらゆる言語を嬉々として学ぶ言語オタクだったのだ。その途端、嫌がらせの象徴だった目の前に本が貴重なお宝に大変身。しかも古代語の解読に熱中しているうちに、なぜかエルムートの態度まで変わってきて―。第9回アルファポリスBL小説大賞異世界転生・転移BL賞受賞作。
著者等紹介
野良猫のらん[ノラネコノラン]
2023年『嫌われてたはずなのに本読んでたらなんか美形伴侶に溺愛されてます―執着の騎士団長と言語オタクの俺』で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しましまこ
12
騎士団長×美しい奥様(前世の言語オタク)。すれ違いの毎日が、前世の記憶のよみがえりで幸せに。サクサク読了。2023/02/19
糖度高求@おつかれ中
4
女という世界の半分がなくなり、代わりに3男4男などが薬でノンノワールという子宮を持つ男子に体を変化させる世界。 小さい頃に求婚され、彼にそぐうようにと一生懸命着飾り努力してきたフランソワ。しかし 、結婚してみたらわがまま放題だと思われ、嫌われている始末。夫に馬鹿にしているのか?と思うしかないプレゼントをされ、悔しくて涙を流していたところ、突如頭に浮かんできた記憶が実は前世の記憶だった…ツンデレフランソワと朴念仁騎士団長のドタバタがかわいい。web既読2023/03/10
あきら
1
電子書籍。なんというか…頭のワルいBLとしか…最初の方は言語オタクらしくごちゃごちゃやってたので、期待出来るかなーと思ってたら…このザマ。失われた精霊魔法がとかやってたから、精霊魔法を駆使して魔王をどうにかするのかしら…?と思ってたら、概念魔法とかいいとこ取りみたいなやつ出してきて、この有り様。そもそもお互いに好き合ってることは最初からなので、これもどうにかなるとは思えない。もう、色んなご都合主義が現れては中途半端で消えてきましたよ。何を書きたかったの?おしえて、おじいさん。2024/11/06