内容説明
第8回絵本出版賞入賞作品。いろいろな家族のカタチ。ドイツのある家族が、パッチーワークファミリーになったお話。
著者等紹介
いそがいこういちろう[イソガイコウイチロウ]
ドイツの港町ハンブルグ在住のグラフィックデザイナー。広告代理店勤務を経て、独立、起業、レーベル「OriBon」主催。現代的なテーマや背景の絵本に取り組む絵本作家。趣味は風景スケッチとボンサイ、特技は植物と話すこと。作家地元のフットボールチーム、FCザンクトパウリのファン。スプリングインク主催第8回絵本出版賞受賞、第4回ビルボ絵本大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
48
タイトルから内容は想像できたが、展開は少し外れた。イラストの色づかいが絶妙で、人物の心情を象徴していると思った。作者いそがいこういちろうさんの作品に初めて出会った。家族の形が多様化していることを、肯定的に描いていて、子どもが読んでも受け入れられると思う。2023/08/09
Cinejazz
16
〝時がたつと・・・わたしの前髪が伸びること、パパの髭が伸びること、ママの植木の蔓が伸びること、ネコが増えること、家族が増えること・・・。大好きだったお爺ちゃんが死んじゃって、大好きなお婆ちゃんが独りぼっちになること・・・。家族のカタチが変わること・・・〟ドイツ在住の作者<いそがいこういちろう>さんが表現した、日常生活をとおして、時と共に変化する家族のカタチを描いた大人絵本。 (全国学校図書館協議会選定図書) 2025/04/07
たくさん
6
今の世の中再婚やシングルの家庭は多い。どういう背景かはあまり知らないが生きるのはむつかしく苦しい思いをしながらの苦渋のことが多いのだろう。子供の立場気分もよい影響ではないことは承知だけれどそれでも譲れない。皆が少しずつすり減る。幸せになってほしいな、みんな。それでも。2023/03/19
遠い日
3
ドイツ語併記。家族の形の多様性。時の流れとともに変わっていく家族の在り方はどこの家庭でもそうだけれど、そこにセクシュアリティーが加わるとまた違った理解が必要になります。家族が増えて、子どもが大人になって独り立ちしていくという普遍的な変容に、親の性自認が変わったりして、広がりを見せます。ただ、家族という器の中ではみんなが幸せでいたいなぁと思います。2024/10/12
suiu
3
よい。 だからこそ、もうひとまわり大きいサイズで出版してください!2023/06/01