内容説明
マイノリティに対する偏見に関する学術的な研究は、人種、性的マイノリティなど、さまざまな集団に焦点が当てられてきた。また、階級差別の研究の文脈で、貧しい人々に対する偏見に関する研究も増えてきている。一方、あるマイノリティに関する偏見についてはほとんど調査されていない。富裕層は社会の否定的な発展のスケープゴートになってきた。なぜ富裕層は嫌われるのか?新進気鋭の社会学者、ライナー・ツィテルマンが調査したデータを駆使して解説を行う。本書は日本向けの特別版で、日本人が富や富裕層についてどのように考えているのかについて新しい章を追加している。
目次
A 「富裕層」と「偏見」の研究(偏見やステレオタイプとは?;階級主義とは?;温厚か、有能か?外集団のとらえ方;嫉妬に関する学術研究の成果;ゼロサムという信念。あなたの利益は私の損失である ほか)
B アジア人、アメリカ人、ヨーロッパ人が考える「富裕層」とは?(日本人は富裕層をどう見ているか;アメリカ人とヨーロッパ人の富裕層に対する見方;アジア4カ国の比較:中国、日本、韓国、ベトナムの富裕層に対する態度;ハリウッド映画の中の富裕層)
結論
著者等紹介
ツィテルマン,ライナー[ツィテルマン,ライナー] [Zitelmann,Rainer]
1986年、歴史学の博士号を取得。その後、ベルリン自由大学の中央社会科学研究所に勤務。Ullstein‐Propyl¨aen Verlag(当時ドイツ第3位の出版グループ)や有名な日刊紙「Die Welt」での管理職を経て、2000年に会社を設立、ドイツの不動産会社向けコミュニケーションコンサルティングのマーケットリーダーとして活躍するようになる。2016年に会社を売却し、今度はポツダム大学で超富裕層の心理に関する論文で社会学のDr.rer.pol.として2つ目の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう
やっこ
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