著者等紹介
本田達也[ホンダタツヤ]
滋賀県出身。2021年金沢美術工芸大学卒業。在学中はデザインを中心に、さまざまな表現を学んでいた。企画プランナーを本業としながら、切り絵作家活動を行なっている。表現特徴としては、写真を使ったデジタル合成と切り絵を組み合わせて、今までにない新しい表現方法ができないか日々模索しながら作品制作を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
43
絵本。切り絵でできており渾身の作品だと思います。不気味な男がとる不気味な行動の意味がわかって納得。毎年水害が増える時期になりました。被害が出ないことを祈ります。2024/06/07
annzuhime
36
図書館本。村で1人、毎日土を盛って塀を作る男。そんな男を村人は気味悪がり忌み嫌った。男には忘れられない20年前の悪夢があった。切り絵のインパクトが強い。終始不穏な空気が漂う切り絵。悲しみと恐ろしさがヒシヒシと伝わる。4歳の三女がチョイスした絵本だけど、ちょっと理解は難しそうでした。小学生中〜高学年が対象かな。2023/04/27
ヒラP@ehon.gohon
21
トツトツと言葉少なに語られる物語、語りを消え入るように圧倒する骨太の切り絵、この絵の気迫に圧倒されてしまいました。 災害を描いた絵本です。 主人公の男の妹は、人身御供として川に身を投げたと言います。 男の言いようのない怒りは、自然に向けたものだったのでしょうか。 男を変人扱いした村人の哀れさと、男の気高さが、意味不明に心に響きました。2023/05/08
Mayuko Kamiwada
6
村に一人、不気味な男がいた。 その男は毎日、夕刻になると土の塀を作る。 毎日、毎日、土を盛る男に村人は気味が悪いと蔑む。 けれど、男の行動には理由があり・・・。 最初、読んだときにイラストの雰囲気と相まって男がとにかく不気味に感じた。 ただ男の奇行には理由があり、その行動の意味を知ったとき男の想いを知る。2023/07/18
tokkun1002
4
2023年1月。災害。風習。対策。未来。何かを変えるには命が要るという文化。風刺。2023/07/18
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