内容説明
魔剣に呪われてしまったクロウ。彼の体をのっとった魔剣は、犯罪者や魔物を斬り、その魂を喰らっていく。呪われたのがバレたら自分が始末されてしまうと考えたクロウは、『悪を赦さぬ断罪者』として自分の意思で犯罪者や魔物を倒しているフリをすることにした（倒しているのは魔剣だけどね！）。が、それがかえって周囲の人々の賞賛と尊敬を集めて、ますますのっぴきならない状況に追い込まれてしまい！？クロウ「悪よ、滅びろ（うええええ、もう戦いたくないよおおお）」魔剣『魂！喰ウ！喰ウ！！喰ウ！！！喰ウ！！！！』クロウくんの明日はどうなる！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
8
天涯孤独のクロウが魔装兵器「ムラマサ」こと魔剣をうっかり拾ったことから始まる勘違い系無双ファンタジー。犯罪者や魔物を斬ってはその魂を喰らう魔剣に身体を支配されてしまうものの、持ち前の機転の良さで周囲から断罪者と称えられていく様は気楽に読めて面白い。三十路前の騎士団副団長アイリスと有力貴族令嬢で上級騎士ヴィータと二人のヒロインに愛されるものの、魔剣の力に振り回されて死にかけるのは何とも気の毒で…。ラストの宰相からの思わぬ指令にどう立ち向かうのか。次巻が楽しみ。2023/01/23
bulbul
1
勘違いされ系もしくは無自覚ヒーロー系かな。目新しいのは「呪いの魔剣」に憑依されてガ〇ダムみたいに操縦されてる点です。段々ムラマサくんの意識が鮮明＆マスター感を出してきたのが面白い。 「魂、喰う！」から「肉奴隷」！とか！ 無自覚ハーレムはもういいので、呪いの装備無双でお願いします。2023/01/10
slice
0
内容が薄いうえにつまらない。ギャグでもないし爽快感もない。根本的なところから面白くない。その場の勢いとノリだけで、読者としては置いてけぼりだ。独りよがりで暴走している。それなのに面白くない。つまらない。絶望的駄作。作者は何を考えているんだろう。たぶん何も考えていないのだろう。何も考えずに駄文を連ねても本として商品になってしまう。斜陽産業と言われて久しい出版界隈の底面を見た気分で哀しい。なろう系というだけで差別する気はないが、このレベルで商品になるならもっと適した作品があるだろう。プライドもクソもないのか。2023/05/14
菊地
0
タイトルからも分かり易い「勘違いもの」。 馬路まんじさんらしい「ヘナチョコ本心」と、それに反した周りからの賞賛のギャップが手堅く面白い。2023/01/12
