内容説明
医療制度がなかった時代に、病気の治療や薬の処方などは誰がどのように行っていたのか。近松門左衛門、井原西鶴、十返舎一九らの文芸作品の中から病や薬について書かれた部分を抜き出し、当時の医療が人々の暮らしとどう結びついていたのか浮き彫りにする。
目次
第1編 江戸時代の医療 概要(医療の制度と医学;日々の暮らしと病気;薬の使用 ほか)
第2編 江戸時代の作品に描かれた医療と薬(近松門左衛門『国性爺合戦』ほか;竹田出雲『菅原伝授手習鑑』ほか;井原西鶴『好色一代男』ほか ほか)
第3編 江戸時代の薬用ニンジン(江戸時代のニンジンに関する文章;滝沢馬琴によるニンジン関連文;薬用ニンジンの利用 ほか)
著者等紹介
服部昭[ハットリアキラ]
1936年大阪市生まれ。名古屋市立大学薬学部卒、薬学博士。神戸大学法学部二部卒。技術士(包装技術)。藤沢薬品工業(株)を経て、小西製薬(株)に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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