内容説明
家族関係の中で生じる心の問題の原因と解決について、ドイツの精神科医と日本の心理学者が難解な専門用語を使わずに、平易に述べる。本書では、誰しも経験しうる抑うつ、コミュニケーションの障害、他人との比較から生じる自己不安、劣等感、野心、嫉妬、そして薬物依存、夫婦関係の問題などについて、その解放への道筋を示す。
目次
ｉｎｔｒｏｄｕｃｔｉｏｎ（人との交わり；コミュニケーションのさまざまな形；問題のある家族が生み出すダブル・バインド状況；学習性無力感と報酬による意欲の阻害；状況の自己コントロール力）
『人生のギアの入れ違いに注意！』―心の問題は避けられるか？（抑うつ；コミュニケーションの障害；比較思考；思い上がりとあきらめの間に；両親の夫婦関係）
著者等紹介
高橋雅延［タカハシマサノブ］
京都教育大学卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程を学修認定退学後、１９８６年から同助手。１９９０年から京都橘女子大学講師、助教授を経て、１９９４年から聖心女子大学で教鞭をとり、現在、聖心女子大学教授。京都大学博士（教育学）
堀江通旦［ホリエミチアキ］
九州大学医学部を１９６６年に卒業、ハイデルベルク大学（ドイツ）で学位を取得後、ドイツで精神科医として開業。１９８９年からビクトリア（カナダ）で引き続き精神科医として勤務のかたわら、日本総領事館の精神科顧問医、ビクトリア日本友好協会の理事などを歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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