内容説明
誰も足を踏み入れたことのない迷宮“ダンジョン”の奥で発見された、あるはずのない冒険者の死体―蘇生されたものの記憶を失った男イアルマスは、単独で迷宮“ダンジョン”に潜っては冒険者の死体を回収する日々を送っていた。蘇生“カドルト”が成功しようが失敗して灰となろうが、頓着せず対価を求める姿を蔑みつつも一目置く冒険者たち。そんな彼の灰塗れの日常は、壊滅した徒党の唯一の生き残り「残飯」と呼ばれる少女剣士との出会いを機に動き始める!蝸牛くも×so‐binが贈るダークファンタジー登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
単独で迷宮に潜り冒険者の死体を回収する日々を送る冒険者イアルマス。そんな灰塗れの日常が「残飯(ガーベイジ)」と呼ばれる少女剣士との出会いを機に動き始めるダークファンタジー。迷宮の奥で発見され、蘇生されたものの記憶を失ったままのイアルマスが迷宮に潜る理由。そしてガーベイジや盗賊ララジャとパーティーを組むようになって、ぎこちないながら少しずつ変わる関係。蘇生術もあって主人公ですら普通に死ぬなかなかハードな世界観ですが、好漢ゼルマールや謎めいた女エルフ聖職者アイニッキなど魅力的なキャラも多く続巻が楽しみですね。2022/12/12
ささきち
11
図書カードが当たったので何を読もうかな?と悩んで手に取ったのがこの作品!あとがきで知ったがこの作品はオリジナルではなくウィザードリィの作品との事らしいけど…ウィザードリィを名前しか知らんからなんもわからん!ごめんね!内容としては突如迷宮という場所が生まれそこに眠る金銀財宝を求めて潜っていく冒険者がいる世界、冒険者という死にたがりはどこかで死ぬが死体を地上に持ち帰れれば生き返る可能性がある世界で比較的優しいか?でも世の中蘇生が無料ではなく金がかかるので死んでも必ず蘇る訳じゃないのが現実である。 2024/01/21
じお
10
★★★☆☆ ダンジョンの未踏地区から発見された死体から蘇生された男イアルマス、一人黙々と迷宮探索を進める彼は残飯(ガーベイジ)と出会い物語が動き出す、ゴブスレ作者がおくる灰と青春の冒険譚第1巻。面白かったです、ウィズインスパイア小説のたぐいかと思ってましたがまさかのノベライズというか二次創作というかそんなやつで、おおっと、という感想。HPを集中力という概念に置き換えるのはすごい発想と感心したり、ぶった斬り系シスターかわいいとか。ただこの巻の時点では冒険成分がちと足りないので、→2023/05/13
TERU
10
記憶を失った男・イアルマスは、単独で迷宮に潜っては冒険者の死体を回収する日々を送っていた。《蘇生》が成功しようが失敗して灰となろうが、彼の姿を蔑みつつも一目置く冒険者たち。そんな彼の灰塗れの日常は、壊滅したパーティ唯一の生き残り「残飯(ガーベイジ)」と呼ばれる少女剣士との出会いを機に動き始める事となる... 同作者の『ゴブリンスレイヤー』は、作中の色んな設定が『ウィザードリィ』を元にしています。本作はそんなゴブスレの作者先生が、ウィザードリィってこうじゃないかと独自の解釈で作り上げた2023/01/10
イツキ
10
ウィザードリィを原作にしたダークファンタジー。文章がやや読みづらい部分はあるものの面白かったです。複雑で罠が張り巡らされた迷宮に人間より遥かに強い怪物たち、ほんの僅かな油断で容赦なく襲い来る死というハードな世界観と冷たく見えて面倒見のいい主人公や、優しくて美しいながらも厳しい死生観を持つ女エルフの聖職者など登場人物も魅力的。ウィザードリィをやっていれば端々に出てくるあるあるっぽい小ネタも楽しめたかもしれないですね。2022/12/09