内容説明
舞台は、思春期ごろに『二次性(アルファ、ベータ、オメガ)』を確認する検査が行われるオメガバースの世界。ベータの家系に生まれたにもかかわらずオメガと診断された奏は、検査から数年経って尚、オメガであることに戸惑いを覚えていた。そんな奏を心配したかかりつけ医の勧めでメンタルケアアプリ『バーチャルアルファ』のテスターになった奏は、「自分のアルファであるクラスメイト」という設定のAI『悠吾』と話すことで、常に真摯に愛情深く接してくれる彼との対話に、少しずつ自身がオメガであることを受け入れられるようになる。いつしか奏は悠吾に対して、AIだと分かりながらも、仄かな恋心を抱き始めて―。
著者等紹介
コオリ[コオリ]
2020年「バーチャルアルファとオレ」がアルファポリス第8回BL小説大賞にて特別賞を受賞。2022年、同作が出版に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。