内容説明
相模(さがみ)―1000年前に自由を求めて生きた女性がいた。魂からほとばしる熱い思いは数多くの和歌として残った。長い間、歌が難解と言われ歌人の真意は伝わらなかった。今、時を越えてその美しい響きが現代に蘇る。
目次
1 乙の初恋(童女御覧;三条宮へ―清少納言との出会い;皇后定子の死 ほか)
2 侘歌を求めて(僧、革聖と話す;出会いと別れ;定頼との恋愛 ほか)
3 侘歌を作る(朝日山に登れ;不思議な夢;経を読む ほか)
4 藤原定家・相模の歌を記す
著者等紹介
丸山牧夫[マルヤママキオ]
神奈川県横浜市生まれ。小説『普賢と相模』(木精書房)、童話『サルビーノ』(木精書房)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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