内容説明
わずか十代半ばで孤児になった少年が、ニューメキシコ準州の地で勃発した「リンカン軍の暴力抗争」に巻き込まれて戦い、後に家畜泥棒を働きならず者になった。しかし、彼は不当な権力や司法と戦う抵抗者としての側面もあったと理解された。その若き命を散らした戦う若者の姿と、彼の本当の人間性について追及した、日本で初めてビリー・ザ・キッドの真実を描いた実録。
目次
第1部 リンカン郡抗争の〓末(新天地;リンカン郡の支配者;ペコス平原の牧畜王 ほか)
第2部 ならず者:ウィリアム(ビリー)・ボニーの台頭(「取締隊」の黄昏;ルウ・ウォレス将軍;知事とキッドの密約 ほか)
第3部 ビリー・ザ・キッド:真実の探究(伝説の始まり;偶像化;事実重視の時代 ほか)
附録 ビリー・ザ・キッドの映画について