内容説明
「藩の借金300億円をわずか7年で300億円の蓄財に変えた」方谷は、『備中聖人』『幕末の孔明』と称された。大河ドラマ化を求める署名百万人の山田方谷の物語。
目次
第4章 改革という名の誠練(海防掛;勝静;帝王学;元締;米問屋;殖産;奏者番;里正隊)
第5章 公武合体という幻想(小雪;直弼;継之助;久光;家茂上洛;天狗党;朋友死;十五代)
第6章 維新という変革(別離;賊軍;開城;流転;晩年再会)
著者等紹介
宇田川敬介[ウダガワケイスケ]
1969年、東京都生まれ。麻布高等学校を経て中央大学法学部を1994年に卒業。マイカルに入社し、法務部にて企業交渉を担当する。初の海外店舗「マイカル大連」出店やショッピングセンター小樽ベイシティ(現ウイングベイ小樽)の開発などに携わる。その後国会新聞社に入り編集次長を務めた。国会新聞社退社後、フリーで作家・ジャーナリストとして活躍。日本ペンクラブ会員。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらーく
3
下巻の前半がクライマックスかね。働き盛りの時に、上司(藩主)の信用を得て、次々と藩の立て直し策を献上し実行していく。今で言えば、リストラとかイノベーションかね。政策を実施して成果を着実に上げていくのが爽快ですね。備中鍬、柚餅子等は今でも残っていますよねえ。 結局、明治維新では賊軍(って言い方は嫌だね)の補佐役で、現在はあまり取り上げられていませんが、渋沢栄一が大河ドラマになるのであれば、もう少し見直されても良いかもなあ。 ただ、気になるのは、自分の家族、友人、藩は結果的には守れていないのよねえ。2021/06/05
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- 逆軍の旗 文春文庫