内容説明
こんな若者がいた。彼女はいつでもその心に憧れを抱いてどこにいても夢を見ていた。けれどまだ誰も彼女の才能を知らない。空想家で少しの内気さを漂わせた彼女の伸び悩む才能の芽など誰も知ろうともしなかった。それでも、そんな夜にメロディは聞こえてきた。手を引かれるように開いた世界。そうして彼女は見つけたようだ。自分にしか持てない宝物を。
著者等紹介
上田まさみ[ウエダマサミ]
1992年、長崎市生まれ。活水看護大学看護学科を卒業後、仕事の傍ら絵本制作を行う。第4回絵本出版賞での受賞がきっかけとなり『鷲鳥と女の子』の出版へと繋がる
なんぶ[ナンブ]
長崎市生まれ。幼少時から絵に魅了され絵の制作を始める。現在「長崎創作キャラ工房EELHAT」サークルに所属しながら個展を開くなど活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
17
宇宙と自分との一体感。それを味わうと、自分はちっぽけでも意味がない存在でもなくなる。だが、誰かが背中を押してくれなければ、其処までたどり着けない。2021/11/16
はるな
3
長崎出身の方の絵本。内気で夢見がちな女の子のもとへ、ある夜、鷲鳥が現れる。 やさしくきれいな言葉にまず魅了されます。絵もかわいらしくて、でもどこか厳かな雰囲気もあって素敵。女の子が連れていかれた場所は彼女の夢や妄想の世界なんだろうけど、それこそが大切で。空想の世界では生きていけないけど、空想があるからこそ生きていける。すきなひと・もの・ことが自分を支える。そんな大切なことを教えてくれる絵本です。2021/04/09
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