内容説明
やたらとろくな目にあわない『不憫属性』の青年、吉祥真備。彼はドSな神“太常”によって無理やり、幽世にある“神”や“あやかし”の住む屋敷の管理人にさせられてしまった。真備自身は、特殊な力など何も持たない凡人である。しかしそれでも、幽世の屋敷の主ということで、あやかしたちから悩み事を相談されるようになった。助けを求められては無下にできない。真備は戸惑いながらも、悩み解決のために奔走する―
著者等紹介
烏丸紫明[カラスマシメイ]
2013年に別ペンネームにて作家デビュー。女性向けジャンルを中心に執筆。2019年に烏丸紫明の名でキャラ文芸・ライト文芸ジャンルにて再デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
41
スルメじゃないですが、読めば読むほど味がでるこの晴明さんちの大家さん。不憫な子ってある意味素晴らしいですよね。神にも妖にも自分が幸せになる事を!って言えるのですから。ぬらりひょんの場面では岡山にもう一度行って美味しいものと日本酒を味わいたくなるし、龍神の場面では神様も人もお互いが想い合ってなきゃと。恋をした時のように、離婚に至るなんてことなく、いつまでも仲の良い夫婦みたいに神と人が付き合っていかれればいいのですが。最後の方が怪し気になって来ましたが太常さんどうしたのかな。きっと真備を守る為だと思うけど・・2022/08/05
よっしー
12
相変わらずのスイーツ男子…を通り越して、恐ろしいですね。店員さんも普通にドン引きレベルな気がするのですが…。でも、真備に付いていけば外れなしで美味しいものが食べられそうです。にしても、ぬらりひょんのお話でほっこりしたあとに、正義とは何かと考えさせられる話がきて…その後の屋敷のトラブル。犯人は本当に騰蛇なのかどうなのか。色々気になるところで終わってしまったので、早く続きを読まないとです!!2022/03/05
withyuko
8
これを読み終えるのに1週間もかかってしまった。初めは、岡山のおいしいものとか出てくるし、楽しく読んでたんですけど、だんだん、龍神の哀しみとか、神様も人間が畏怖の気持ちとかを忘れたら、消えてしまう?とかちょっと重いお話も出てきて、読みづらかったです。真備は最初は無理やり大家さん、主さまをやっていたけど、最近は積極的。でも、大学の友達とのやり取りは何だかほっとするし、不憫な就活状況も変わってなくて、早く幸せになってほしい。2021/03/08
あずとも
6
面白かった。そして真備が凄く頑張ったなと。少しづつ成長してるのが分かって嬉しくなる。続きが気になるところで終わってしまってるので早く続きが読みたい。2021/01/27
わぴねむ
5
めっちゃ気になるところで終わってる!!真備くん、特殊能力はなくても主らしい大物感ある。あ、あの胃袋は普通に特殊能力だった。羨ましい2021/03/19




