目次
第1章 アルバムとの出会い
第2章 私が会った杉原サバイバーたち、そしてその後
第3章 身元が判明したアルバムの人々
第4章 ヤン・ツバルテンダイク(駐カウナス・オランダ領事)
第5章 根井三郎(駐ウラジオストク総領事代理)
第6章 N.A.J.デ・フォーフト(駐神戸オランダ領事、後に駐日オランダ大使)
第7章 建川美次(駐ソ大使)
第8章 タデウシュ・ロメル(駐日ポーランド大使)
著者等紹介
北出明[キタデアキラ]
1944年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。66年慶応義塾大学文学部仏文学科卒、国際観光振興会(現・国際観光振興機構=JNTO)に就職。ジュネーブ、ダラス、ソウルの各在外事務所に勤務。2004年JNTO退職。2017年「平成29年度外務大臣表彰」受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobuko Hashimoto
25
著者は、杉原千畝が発行したビザで欧州から逃れ、日本にたどり着いた難民たちの消息を訪ねる旅に出る。そして、彼らの旅路を世話した人々に光を当てた前著『命のビザ、遥かなる旅路 - 杉原千畝を陰で支えた日本人たち』 を出版した。本書は、前著の後日談と、新しくわかった事実が語られる。写真の人物たちの消息がどんどんとわかっていく過程が面白い。詳しくはブログに。https://chekosan.exblog.jp/30532924/ 2021/05/14
スー
20
76筆者のかつての上司がユダヤ人を乗せウラジオストクから敦賀港に運ぶ船の客室乗務員をしていて7人のユダヤ人からメッセージ入りの写真を渡されていて彼等の消息を探す本の続きです。前作では消息不明でしたが今回は5人のその後が分かり感動しました。後半は杉原千畝以外でユダヤ人を助けた日本と外国の外交官達にも光を当てて彼等の功績を残そうとする内容でした。人を助けるという行為の素晴らしさを実感できる本でした。2021/06/13
ごへいもち
14
あまり読みやすい本ではなかった2021/01/27
りんふぁ
1
杉原さん以外にも他国の外交員等、人種に関係なくたくさんの方が命のビザに関わっていたことを知らなかった。名前がたくさんで覚えれないけれど、杉原さん以外の日本人もビザを出している。組織の命令より、個人の良心に従い勇気ある行動を実行した祖先たちに頭が下がる。日本人って格好いい。2021/04/13