内容説明
大学入学を控え、亡き祖母の暮らしていた尾道へ引っ越してきた野一色彩梅。ひょんなことから彼女は、とある神社の奥にあるレストランを訪れる。店主の神威はなんと神様の力を持ち、人やあやかしの探す思い出にまつわる料理を再現できるという。彼は彩梅が抱える『不幸体質』の正体を見抜き、ある料理を出す。それは、彩梅自身も忘れてしまっていた、祖母との思い出のメニューだった―不思議な縁が織りなす、美味しい『探しもの』の物語。
著者等紹介
瀬橋ゆか[セハシユカ]
2020年、『尾道 神様の隠れ家レストラン―失くした思い出、料理で見つけます』がアルファポリス「第3回キャラ文芸大賞・ご当地賞」を受賞。改題ののち、出版に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽけっとももんが
7
尾道が舞台ということで読んでみた。流行ってんの?あやかしや付喪神が出てくる飲食店。全国的にご当地ラノベとしてこういう傾向なのかな。思い出を再現する食堂ってのもあったなぁ。おいしい食べ物に目も腹も飢えている現代人が多いってことでしょうか。2021/05/01
灰音
5
面白かった。 土地勘が少しあるところの小説は読んでて面白い2021/10/16
わぴねむ
4
おもしろかった!一通り謎は解けたかんじだけど、もっとみんなで尾道を守っていく様子を見たいなぁ2021/03/24
しぐ
3
尾道と神様、美味しい食べ物。不幸体質の彩梅が出会った思い出にまつわる料理を再現してくれるレストランの話。大嘘つきの正体が判明したところから伏線が回収されて「あそこはそういうことか!」とスッキリ。雨童の話が好きだったなぁ。思い出の料理を食べたあやかしたちにまた会いたいし、彩梅にまつわるアレも気になるし、続き買わないとなー。2025/01/02
陽ちゃん
3
大学進学を機に亡き祖母が住んでいた尾道ヘ来た不幸体質の彩梅が出会ったのは、人神である神威と彼の眷属で猫又の翡翠、八咫烏の嘉月の3人に出会い彼らの神社とレストランを手伝うことになりますが…。出てくる料理、特に神威の作るおにぎりがむちゃくちゃ美味しそう!そして、しばらく行けていない尾道に行きたくなっちゃいました。2021/03/07
-
- 和書
- 宝島