内容説明
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、番外編!!
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」(アルファポリス)にて出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
97
客にもなる旦那様、要。そして美音の居酒屋ぼったくり改装開店後を描く。相変わらずイイなぁ、この居酒屋という感じである。永遠に続けられるのではなかろうか。あ、もし美音と要の間に子供が出来たらまたぼったくりは長期休みになっちゃうのか。そんな終わり方でしたね。おかわりシリーズも既に3巻迄出ているので順番に愉しみに引き続き読み進めたいものである。2024/06/30
ゆみねこ
88
美音と要の新婚熱々ぶりに読みながらにやにや。馨も哲くんと幸せに。ぼったくりは商売も順調、「おかわり」ごちそうさまでした♪2021/02/18
よっち
47
美音と要が結婚して同居するようになった後日談が描かれる居酒屋ぼったくり番外編。山ちゃんとトモさんの初めてのぼったくりから馨と晢のこと、掃除機の不法投棄、町の寄り合い所のことまで、町で困ったことがあってもみんなで解決していこうという姿勢がいいですけど、要所で鋭い提案をする要さんの問題解決力が半端ないですね。でも別にそれで大きい顔をしたいわけでもなく、「美音の旦那さん」って呼ばれたいとか、ちょっぴり可愛いなと思いました(苦笑)二人の関係もなんかいい感じで、こういうのを読むとまた続きを読みたくなっちゃいますね。2020/12/21
Nao Funasoko
39
なんと、おかわり! あったのですね。手羽先スペシャルは試してみたい。ごちそうさまでした。2020/11/25
一笑
28
美音と馨の美人姉妹が営む居酒屋に集う人たちの心温まる物語。居酒屋ぼったくりシリーズの番外編? 美音と要が結婚し、馨と哲もいい感じ。今回はラブラブ色がかなり強い。出てくる料理とお酒の話も相変わらずいい。一番初めに私の地元静岡県の土井酒造の「開運」が紹介されていて、ちょっと嬉しかった。料理はほとんどしない私だけれど、ちょっとなんか作ってみようかなと思わせる小説です。2023/02/14