内容説明
2500年ほど前に中国でつくられた『論語』。孔子とその弟子たちによってつづられた言葉は、今も色褪せることなく、私たちの心に響きます。そこには仕事を成功に導くためのヒントや、人生を豊かに生きるための教えが秘められています。歴史に残る名著を、わかりやすい超訳で紹介。美しいカラー口絵付きで、論語の世界を味わえます。
目次
第1章 成功をつかむ挑戦
第2章 自分を磨く学び方
第3章 円滑なコミュニケーション
第4章 壁に当たった時の問題解決
第5章 チーム力を高める人間関係
第6章 人生を豊かにする向上心
著者等紹介
野村茂夫[ノムラシゲオ]
1934年、岐阜県生まれ。58年、大阪大学文学部哲学科中国哲学専攻卒業。63年、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学助手、愛知教育大学助教授を経て、愛知教育大学教授に。87年退官、名誉教授に。その後、皇學館大学教授を務め、2006年退職。名誉教授に。現在はNHK文化センター講師などを務める
安本博[ヤスモトヒロシ]
1938年、兵庫県出身。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。中国哲学専攻。愛知大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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seisho16
2
いつか論語を見直したいと思い書店で物色したなかで選んだ本。気になる言葉が多々あったなか、「学ぶことで新たな世界が広がる」→何を学んだらよいか模索中ですが、本を読むことで学べることがあるので、続けていきます。2020/12/31
gontoshi
1
論語って案外あたり前のことが書いてあるのかなと思いますね。実践するのは難しいのかもしれませんが……2023/04/08
ユリアナ
0
論語を読むのはハードルが高いと感じていたが、Eテレの番組「にほんごであそぼ」をたまたま観たときに、論語の言葉を扱っていたために、気になって手にとった。読みやすいスタイルで書かれており、易しく解説されているため、私のような入門者にはお薦め。論語をもっと知りたいと思わせてくれる。様々な文化人、思想家、哲学者にも影響している論語であるが「君子は世を没えて 名の称せられざることを疾む」という言葉が、漱石の「本当に真面目」に生きるという言葉に通じると感じた。2020/10/10
f_potato_yg2
0
論語は聞いたことがあっても、詳しくは知らない方もいらっしゃるはず。私もそのひとりだったが、本書を通じて、論語が非常に身近なテーマで、日々の生活を豊かなものにする考えだと、強く感じた。 非常にわかりやすい訳と解説で、スッと入りやすい。論語入門の書籍は多いが、この本が一番わかりやすいと思う。2022/01/24