内容説明
写真館を経営する祖父が亡くなり、地元へ戻ってきた妹尾つむぎ。彼女は、祖父に代わり店を切り盛りしている青年・天海咲耶から、とある秘密を知らされる。それは、この写真館では、わずか10分だけだが、もうこの世にはいない大切な人と会え、そして一緒に記念撮影ができるということ。そんな夢みたいな話が事実だと知ったつむぎは、天海とともに、訪れる人々のこの奇跡の再会を手伝うようになる―第2回ほっこり・じんわり大賞“涙じんわり賞”受賞作!!
著者等紹介
水瀬さら[ミナセサラ]
2009年からウェブで小説の執筆をはじめる。多くの読者に支えられ、2018年、「あの日、陽だまりの縁側で、母は笑ってさよならと言った」で出版デビューを果たす。『妹尾写真館―帰らぬ人との最後の一枚、お撮りします』で、第2回ほっこり・じんわり大賞“涙じんわり賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり@京都の何処かで
17
アルファポリスの株主優待で貰った本。途中、というか大半は心和ませてくれる、日常のほっこり系。ラスト、個人的にはご都合主義過ぎて納得できませんでした。生活基盤、どうするの。2022/04/04
ひまわり
6
震災から12年目の今日,読んだ本としてよかった。亡くなった人に会えるなら…行きたい人はたくさんいるだろうなぁ。2023/03/11
らくだ
3
泣きすぎて若干疲れた。真夜中に一度だけ亡くなった人に会え、写真を撮ってもらえる不思議な写真館。東京の写真スタジオで挫折して地元に帰って来た主人公つむぎは、飛び出したきり帰らなかった自分の実家がそんなサービスをやっていることを知り、祖父亡きあとに謎の青年天海が祖父の仕事を中継ぎとしてやっているのを見ることになる、という連作集。ライバルでもあった親友が亡くなり、会いに来た女の子。父親と喧嘩したその日に父親が事故死した男の子。様々な人たちが後悔と共にやってくる。2020/11/22
ゆうら
2
今日と明日の境目の10分間だけ、亡くなった人に会える。会いたいと願う人々が、写真館を訪れ、その願いに触れる中で、主人公つむぎは想いを巡らす。切ないが心温まる話。2021/09/09
さなだ
1
図書館2020/12/04
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