内容説明
人間の限界(ギリシア的な分別知)や一民族を越えて世界性を獲得するキリスト教の「生き方の知恵」とは?アウグスティヌス、ベネディクトゥス、トマス・アクィナス…第二巻「中世篇」では、イエス・キリストによって質的転換を遂げた「生きる知恵」が、中世封建社会の成立と崩壊の間で、いかに受け継がれ展開されたのかを中心に描く。
目次
第2部 中世篇(神と人間―中世キリスト教学の基本性格;中世ヨーロッパ封建社会の成立―地中海世界とゲルマン・ヨーロッパ世界;非キリスト教文明社会―インドと中国文明社会の性格;アラビアの宗教・哲学・科学とヨーロッパ;中世封建社会の崩壊)
著者等紹介
大槻真一郎[オオツキシンイチロウ]
1926年生まれ。京都大学大学院博士課程満期退学。明治薬科大学名誉教授。2016年1月逝去。科学史・医学史家
澤元亙[サワモトワタル]
1965年生まれ。現在、明治薬科大学・防衛医科大学非常勤講師。博物誌・医学書の古典翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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