ダゴベルトとジェーンの夫婦探偵シリーズ
殺人者は一族のなかに―ダゴベルトとジェーンの夫婦探偵シリーズ

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434274039
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

「もうすぐここで殺人が起こるだろうから…」大農場の女主人の不気味な予言は現実となり、連続殺人へと発展。奇妙な一族に渦巻く複雑な人間関係が醸成した感情と殺意。そしてついに驚くべき真犯人が明かされる。ホームズとワトソンを想起させるチャーミングな素人夫婦探偵「ダゴベルトとジェーン」シリーズの第2弾。本邦初邦訳!物語は、ダゴベルトがジェーンと共に旧知のミランダを訪ねるところから始まります。ミランダは大学で知り合った大農場の跡取り息子ジュリアンと結婚し、経営状態の芳しくなかった農場を見事に立て直していました。大農場には、ジュリアンとミランダ夫妻と彼らの子ども、そしてミランダの妹・ペギーと父親、さらに、ジュリアンの異母兄弟の兄のハルが一緒に暮らしており、ときたま音楽家や、ペギーのボーイフレンドなど多種多様な人々が出入りしていました。そんなある日、滞在中のダゴベルトとジェーンは「もうすぐここで殺人が起こる」とミランダが予言めいたことを言ったとハルから伝えられます。そして、翌朝、ミランダは死体で発見され予言は現実となるのです。さらに、殺人者の魔の手は第二の被害者にも迫っていました。聡明で謎解きが好きな青年ダゴベルトと作家でもある妻のジェーンが、この謎を解き明かしていきます。

著者等紹介

エームズ,デラノ[エームズ,デラノ] [Ames,Delano]
1906年5月29日、アメリカ、オハイオ州生まれ。後に渡英。第二次世界大戦中はイギリスの諜報部員として働くという変わった経歴の持ち主でもある。戦後、ダゴベルト・ブラウンとジェーン・ハミッシュを探偵役とした“She Shall Have Murder”(1948)を発表。その他に、スペイン人の守衛を探偵役としたシリーズも発表。1987年スペインのマドリードにて81歳で逝去

松本真一[マツモトシンイチ]
1957年生まれ。上智大学文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飛鳥栄司@がんサバイバー

20
好き嫌いが分かれるかもしれない。僕は好き派ですが。登場人物(関係者)が多すぎる。殺される女主人を中心とした人間関係を紐解いていく推理展開なのだが、ごちゃごちゃしている印象が残る。推理をしていく過程で何人かをスッパリと容疑を外す作業をしていないので、必要以上に後半まで混沌が続く感じ。二重解決の手法を用いて読者がたどり着きそうな推理の結果を持ち込んでいて、工夫はされている。探偵役のタゴベルトとジェーンが、トミタペのように動いてくれるので、2名のキャラクタを好きになれるか否かで、印象が変わる作品だと思う。2020/05/19

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