目次
パス図の基本図形
相関と因果関係を表現する
複数の原因を考える
複数の結果を考える
基本図形を組み合わせる
原因となるか結果となるか
因果のつながり
パスの自由度
潜在変数を仮定する
複数の潜在変数の関係
Amosで分析する
モデルの適合度
Amosで潜在変数を扱う
著者等紹介
小塩真司[オシオアツシ]
1972年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科修了。博士(教育心理学)。現在、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aiken
12
2020年の本。パス図とかループ図とかいろんなフレームワークがあるものの、なんか漠然と捉えていたので復習兼ねて読んでみた。いいです、この本。因果と相関など基本の基本。まさにはじめの一歩です。論理学の本の様に明解です。統計が世に知れわたる昨今、分析手法を知ってしまっている方々がどこにレバレッジをかけて課題解決に挑むのか?概念を数値化するコツはどこなのかという説明が欲しかった。欲張らずに次に進めとということだと思うので、事例が載っている次の参考書を読んでみよう。2022/04/24
odmy
2
数学的な話は一切省いて、パス図の読み方と書き方だけに特化して説明してくれる本。統計学というより論理学っぽい内容だった。この知識だけで分析したらいろいろやらかしそうなのでもう少し難しい本で勉強を深めるのは必須だと思うけど、先にこの本で勉強しておいた方が見通しがよくなる。2024/07/07
n-shun1
1
新装版があるんだ。読んだのは新装版でないほう。観測できる変数,潜在変数,誤差,外生変数,内生変数,パス図,自由度,モデルの適合度,適合度の指標,など基本的な用語(概念)をゆったりと(説明的にも紙幅的にも)。調査研究においては必須の内容だけど,今までしたことがない。サンプルデータを使ってやってみようかな。HADで。Amosもあるけど,新しいPCには入れていない。JASPもSEMはできたような気が。2023/11/23
肉球
0
本当にはじめの一歩の本という感じで、この本だけで分析をするのは難しそうですが、仮に先任の人がSEMをしてたとしてその結果を解釈する事は出来るようになるかな、と思います。私もこの本を一歩目としてSEMを学んでいきたいところ。ちなみにこの本ではamosを勧めていますが、自分はRのlavaanを使うつもりだったり。2025/05/15