内容説明
やたらとろくな目にあわない『不憫属性』の青年、吉祥真備。彼はドＳな神“太常”によって無理やり、幽世にある“神”や“あやかし”の住む屋敷の管理人にさせられてしまった。だが真備には、特殊能力や専門知識などない。管理人としてどうやっていけばいいのか戸惑いながらも、必死に自らの役目をこなしていく日々。そうした中で、真備の気持ちに変化が訪れる。「彼らのことをもっと知りたい」そんな思いが強くなっていき―
著者等紹介
烏丸紫明［カラスマシメイ］
２０１３年に別ペンネームにて作家デビュー。女性向けジャンルを中心に執筆。２０１９年に烏丸紫明の名でキャラ文芸・ライト文芸ジャンルにて再デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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はつばあば
38
幽世にある屋敷の管理人となった吉祥真備ちゃん。彼には晴明さんのように妖や神を使役したりする術を知らない。でも彼は彼なりに神や妖を知ろうとする。まぁ一番手っ取り早いのは御神酒ですわなぁ(笑)。しかし三日三晩も呑んでるなんて流石十二神様や書物の中の文字や絵です。晴明さんが亡くなってから・・千年近く鬱積してたものがあったのでしょう。いやいや楽しい飲み会でしたよ。マキちゃんも主として認められつつきました(^^♪ ただ、まだ十二神の中の二神は・・(;´∀｀)。さてさてどうなりますやら2022/08/04
よっしー
11
あやかしたちと人間の理は違う。軽い気持ちで交わした口約束がとんでもない事態を巻き起こす可能性もあるのですね。そんな大事な事を最初に伝えてくれないのは酷い話です(笑 にしても…書物の整理って次元が違いすぎてビックリです。でも、真備の発想の転換は流石ですね。不憫ではありますが…よい大家となってくれそうですね～。2022/03/05
withyuko
8
マキちゃんこと不憫な大家さん、１日のうち最短でも２時間は１坪の大家さんとしての仕事をする羽目に。”書物”の整理、とても大変そうな作業だったが、面白かった！不憫な大家さんは現生での就活はできるのだろうか？心配になる。スウィーツやらお酒の名前が大量に出てくる。神様やあやかしたちの理と人間の常識とは違うのでうかつに取引をしてはいけないと学んだ大家さん。安倍晴明には敵わなくとも自分らしいやり方で、大家さんをやっていく。続きも楽しみ！2020/09/24
sion
3
十二神将や付喪神とかの理が本当に厳しい。 それじゃなくなる程の。2020/10/16
わぴねむ
3
今回は説明が多めだったけど、主人公の人柄がよくわかる巻だった。結構おもしろいと思うので、続きを楽しみに待ちます2020/08/29
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