内容説明
戦闘以外の適性が全てSSSランクだけど、それに気付いていない少年、クルト。彼は自分が本当の工房主だとは露知らず、工房主代理として働いていた。そんなクルトは、ある日、隣国からの難民を住まわせるための新しい町を作ることになった。彼に大きな仕事を達成させて、自分は凄くないという勘違いをといてもらおうと、同じ工房の仲間が計画したのだ。「早い方がいい」と言われたクルトは、ダンジョンコアとゴーレムを利用して、たったの一日で町を作り上げてしまう。しかも出来上がった町は、誰も見たことがないようなオーバーテクノロジーが満載で―戦闘以外最強の天才少年がおくる、勘違いファンタジー、第3弾!
著者等紹介
時野洋輔[トキノヨウスケ]
2015年よりWEB投稿を始め、2016年に「異世界でアイテムコレクター」(モーニングスターブックス)にてデビュー。2018年8月よりウェブ上で連載開始した「勘違いの工房主―英雄のパーティをリストラになった雑用係が、実は戦闘以外の適正ランクがSSSだったというよくある話」が第11回アルファポリスファンタジー小説大賞が読者賞を受賞。改題し書籍化に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
火狐@二児の子育て奮闘中
5
町作っちゃった(笑)1番の謎クルト!の事すこーし、書いてあったけどやっぱりわからんね(笑)先生適正もSSSなんだね~常識って難しいね。教え方が良いとみんな天才になるんだね2023/12/05
nishiyan
3
辺境伯を巡る騒動を解決した功績もあって爵位を得たクルト。今度は難民を受け入れるための街づくりを始める本巻。ダンジョンコアとゴーレムを使った街づくりではクルトの沈着冷静な面が垣間見えたのは興味深い。出来上がった街はまた常識外れのハイテク都市で…と安定のやらかし(笑)。学校でも臨時教師になったクルトが教えるのもSSSランクというところを見せたが、もう一つ盛り上がりが欲しかったかなと。そしてリーゼに真相を知らされたクルトが見せた反応と、全てを知っていそうなバンダナの言動がまた気になるところ。次巻はどうなるか。2025/05/03
Abercrombie
2
隣国からの避難民のために作った未来都市とその街でのSSSな授業の話はぜんぜん膨らまず肩透かしを食らった感じ。なぜ主人公が常識はずれなのか?の物語の核心部分の鍵は、またもや元パーティーメンバーのバンダナが握っていることを匂わされて終わり、モヤモヤした気分だけが残される。2024/12/15
ちいたけ
2
街作りました~~って、すげえな。記憶が問題。2020/05/14
ちちる★
0
図書館。戦闘以外はSSS級なのに自覚なしな所は相変わらずな主人公クルト。本巻ではダンジョンからゴーレムでの街作り、学校の先生になったりと規格外振りを発揮しまくり。こんな整備された街あったら住みたいと思うのはもちろん、ポーション作りから鉱石の見分け方などなどなど、超万能なクルト先生に教わりたい!2020/04/12