貧乏モーツァルトと金持ちプッチーニ―身近な疑問から紐解く「知財マネタイズ経営」入門 (改訂版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434263989
  • NDC分類 507.2
  • Cコード C0030

内容説明

なぜ、モーツァルトは名曲を多数生み出したのに貧乏で一生を終えたのか?なぜ、ピカソは7500億円以上もの資産を遺すことができたのか?なぜ、「くまモン」は海外からも版権使用許可が殺到しているのか?なぜ、「日本の苺」の技術は盗まれ220億円の損害が出てしまったのか?「知財ビジネス」で勝ち組になるためのヒントと新戦略!

目次

第1章 音楽と絵画に学ぶ金持ちと貧乏の才(華々しい天才音楽少年の質素な人生;落ちこぼれから駆け上がった成功への階段 ほか)
第2章 印税、商標、著作権が生むお金の話(夢に終わる、夢の印税生活;数億円の印税を稼ぐ金持ちプッチーニ流行作家たち ほか)
第3章 知財ビジネスモデルの勝ちパターン(ラーメン界のモーツァルト;あえて商標で縛らない「家系」という職人つながり ほか)
第4章 地域のアドバンテージをマネーに変える錬金術(最下位というナンバーワンを活かす;非公認貧乏「ゆるキャラ」と、愛されてお金も稼ぐ金持ち「くまモン」 ほか)
第5章 知的財産の価値が見えない日本企業(東大生による、東大合格のための塾の価値;誰も教えてくれない東大ブランドの活かし方 ほか)

著者等紹介

正林真之[ショウバヤシマサユキ]
正林国際特許商標事務所所長・弁理士。国際パテント・マネタイザー。特許・商標を企業イノベーションに活用する知財経営コンサルティングの実績は国内外1400件以上。1989年、東京理科大学理学部応用化学科卒業。1994年、弁理士登録。1998年、正林国際特許事務所(現・正林国際特許商標事務所)設立。2007年~2011年度及び2018年度、2019年度、日本弁理士会副会長を務める。また、2010年~2013年には東京理科大学専門職大学院(MIP)客員教授を、現在は東京大学先端科学技術研究センター知的財産法分野客員研究員及び、東京大学大学院新領域創成科学研究科非常勤講師等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

46
知財ビジネスの奥深さを知ることができました。興味深い話は 🎼「知的好奇心を知的財産権として活用した『漢検』」🎼「巨万の富を失った餡入り生八つ橋」🎼「イチゴを守ることは、日本を守ること」2023/05/31

はふ

19
キング・オブ・ポップの異名を持つマイケルジャクソンは、死後だけで20億ドル(約2715億円)以上の収入を得た。彼は、音楽としての才能だけではなく、ビジネスマンとしての才能も相当秀でていたといえる。 「モーツァルト」と「プッチーニ」2人の音楽家。一般的に名が知られているのは、どちらかというと前者の方であるが、経済的な成功という観点で見た時に、両者の間には大きな差が生まれる。単純な話、なれるならどちらになりたいかだ。 知財について学ぶことで、より豊かな人生に近づくだけでなく、世の中の仕組みも見えてくる。2023/08/15

5
約1年で新訂版となった。クラシックは好きでこの本を読んで久々にアマデウスを見たくなった。プッチーニ(イタリアの作曲家でトスカや蝶々夫人などの作品を世に出している)とモーツァルトの違いは、知財の使い方による。プッチーニも有名ではあるが、モーツァルトほどではない。しかし、両者の金銭的ポジションは全く異なり、プッチーニが知的財産の捉え方をしっかり持っており、モーツァルトはうまく知財を使いこなせていなかったらしい。弁理士の目線から音楽を読み解くのも面白さがある。2019/08/07

茶々丸

2
知財ビジネスで勝ち組になるためのヒントと新戦略というのだが、まぅそこまで具体的な話はなく、コーラの話やくまモンの話など聞いたことのある話も多い。 本筋とは関係ないのだが、『餡入り生八つ橋となると「おたべ」に圧倒的な軍配が上がる』というのだが、そうか?? さらにその前段では、京都には代表的なお土産が存在しない。舞妓さんに「京都といえば八つ橋」と言われてもピンとこないのは私だけだろうか、といっていて、思わず「その通り、あなただけです」と突っ込みたくなった。 私の知らない「京都」という町があるのだろうか。2024/01/04

Yuichi Tomita

2
著者が金融法務事情に寄稿していたipランドスケープという記事が大変面白かったため、書籍も購入してみた。が、どうも自費出版を推奨する出版社によるものらしく、字数制限があるのか、一つ一つのテーマに関する説明や踏み込みが甘い。正直他書の方が面白い。 もっとも、著者の知財を有効活用して、マネタイズすべきという主張はごもっともで、共感できる。著者によるもう少し専門的な内容のものを読んでみたいと思った(そうするとあまり売れないでしょうけど)。2022/12/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14240853
  • ご注意事項

最近チェックした商品