内容説明
「インターネット以後」の高橋由一をもとめて。時代の裂け目に出現したおそるべきリアリズム。
目次
はじめに―交差するまなざし
第1章 リアリズムの現在と高橋由一―透視図法と『豆腐』をめぐって(透視図法とリアリズム;キャラクターとしての「私」―漫画、アニメ、ゲーム、そしてネオ・ポップ;「脱近代」以後の『豆腐』 ほか)
第2章 透明の逆説―高橋由一のリアリズム(工芸と油彩画法;起業の画家―西洋画のプラットフォーム;高橋由一とクールベ ほか)
第3章 事物と空間―『鮭』から『山形市街図』へ(博物図と静物画―『博物館魚譜』をめぐって;『花魁』と『豆腐』―せめぎあう触覚と視覚;遠近と空間―透視図法への迂路 ほか)
おわりに―逆光の明治
補論 高橋由一以後―表現の絵画の台頭
著者等紹介
北澤憲昭[キタザワノリアキ]
1951年、東京生まれ。美術評論家、美術史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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