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内容説明
骨のないクラゲが大海を浮遊する如く生きてきた―。下咽頭癌で声を失ったクニ。生きる意味をあらためて自分自身に問う、プラス思考の引き算人生。
目次
第1章 災い
第2章 ろくでなし
第3章 高校時代
第4章 大学時代
第5章 クラゲの反撃
第6章 引退後
第7章 癌発症
第8章 ゴネ田との出会い
第9章 愚考
第10章 これから先
著者等紹介
古川くにひろう[フルカワクニヒロウ]
1944年三重県生、名城大学中退。旅行社勤務を経て販促企画会社起業。2015年退任。2018年失声(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あじ
37
自費出版らしい(?)一人称“クニさん”の自叙伝。怠け者だった少年期に始まり、根なし草の一念発起で起業する青年期、そして下咽喉癌で失声した壮年期を飄々とした語り口で綴っていく。散見する語彙と点滴スタンドを擬人化した“ごね田”に至っては、文学の匂いさえ纏っていた。小学校の絵日記以来、文章らしい文章らしいを書いていないそうだが、個人史の仕上がりとしては上出来な方だろう。書きたいこと、伝えたいことを網羅できていたから。【失声したが筆声なら出せる】◆定価八百円+税 ソフトカバー 総ページ数1762019/08/18