内容説明
事故が持ち去った息子の命…残された父の日々は、ただ空しく、ただ悲しくそして限りなく苦しい。絶望の淵からの決意。「交通事故を防ぐ運動に力を注ぎたい!」「誰も、加害者にも被害者にも遺族にもなってほしくない!」平穏な日々を切り裂いた悲劇に正面から対峙し活動を続ける著者の、魂の文章が心に迫る!
目次
第1章 大地との別れ―事故当日
第2章 空への手紙―事故のあと
第3章 大地の思い出
第4章 大地が残してくれたもの
第5章 私たちの戦い
第6章 交流
第7章 子どもたちの命を守りたい
著者等紹介
渡邉明弘[ワタナベアキヒロ]
2014年12月。当時、高校1年生だった長男の大地さんを交通事故にて亡くす。その後、刑事・民事裁判を3年間経験。サラリーマンとして仕事をする傍ら、自らの経験を公開して、今生きている子どもたちの命を守るために活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆか
2
大切な子供を交通事故で亡くされた親御さんが書かれた本。当時高校一年生の渡邊大地くん。今、私にも15.16歳の子供がいます。ある日突然の出来事に言葉も出ない。毎日、送り出す時に、「車に気をつけて、何かあればすぐに電話する事」が口癖ですが、運転する私達大人。テクニックでなく心で。考えさせられるお話であり、私たちがこれからの子供達を守っていかないと。ひとりひとりの心に思いやりを。
渡邉次彦
0
2014年12月1日、愛媛県で高校1年生だった渡邉大地さん(当時15歳)が、信号のない横断歩道を自転車で渡っていたところをトラックにはねられ亡くなられた事故。 著者の渡邉明弘さんは、その大地さんのお父さんです。 かけがえのない息子さんとの思い出がつづられ、そして、事故が起こることでその後何が起こるのかをありのままに文章にされています。 この本は、運転免許を持つすべての人が読むべき本です。 2019/08/21