第一次世界大戦期日本の戦時外交―石井菊次郎とその周辺

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784434254833
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C3021

目次

序章 第一次世界大戦と日本の戦時外交
第1章 参戦と日英露三カ国同盟案への対応
第2章 石井による戦時外交の展開
第3章 日露同盟交渉
第4章 日露同盟後の対露外交―東支鉄道譲渡問題をめぐって
第5章 「新外交」下の日米関係再構成の試み
終章 石井の戦時外交とは何だったのか

著者等紹介

渡邉公太[ワタナベコウタ]
1984年生まれ。京都府出身。筑波大学卒業後、神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。この間、日本学術振興会特別研究員(DC2)、ワシントン大学客員研究員、(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構研究員など歴任。現在、帝京大学文学部専任講師。博士(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バルジ

0
第一次世界大戦期の日本外交を論じた一冊。副題の石井菊次郎は本書後半の主人公であるが、前半部の論稿での影は比較的薄い。 親英米派と括られることの多い石井であるが、その内実は欧州での豊かな外交経験に基づく「旧外交」的なスタイルであり、ウィルソン主義には一定の評価を下す一方で警戒感も示している。石井・ランシング協定時に公的な場で始めて「アジアモンロー主義」を唱えたというのは初めて知った。 日米間で相容れない対中国政策という後の日米戦争の萌芽がこの時点で存在していたのは、後の日米戦争を考える上で重要な点だと思う。2019/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13449025
  • ご注意事項