内容説明
夢破れ、お金もなく、住む家もない、人生がけっぷちな二十五歳の日鞠。そんな彼女に、祖父が住み込み家政婦の仕事を紹介してくれた。働き先は、若きイケメン書道家・柚仁の家。口は悪いけれど本当は優しい彼に、彼女は惹かれていく。だけど、彼には婚約者がいるらしい。自分の気持ちをごまかしたまま、同居生活を続けて良いの?悩んだ末に、日鞠はある決心をして…。“俺様”な書道家と住み込み家政婦の、ドキドキ同居物語、文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
著者等紹介
葉嶋ナノハ[ハシマナノハ]
東京都出身。2012年「金曜日はピアノ」にて第5回アルファポリス恋愛小説大賞を受賞。2013年に同作で出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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初夏
3
思ってたのとちょっと違ったんですが、逗子という場所と古民家に家庭菜園に書道、となんか色々クルものがあって楽しく読ませて頂きました。 溺愛モードに入ってからの急なエッチスイッチがちょっと極端じゃない?!!というのと溺愛後の展開が全てご都合なんですが。。。まぁ可愛いし、いっか。 2021/02/06
チェス
2
お相手、御曹司でも上司でもないのねー。面白かった。2019/10/08
光野 翳
1
絵を描く夢も恋も破れたヒロインと祖父の跡をついで若くして書道家となったヒーロー。実は二人は幼馴染。このヒーロー、口は悪目で俺様系ではあるんだけれども、優しいし気配りできるしヒロインのことちゃんと考えてるしなかなか良い男。「お前」呼びはあまり好きではないけれど、日鞠のことが大好きという気持ちが溢れ出ている柚仁のお前呼びは、ちょっと良い。芸術家同士、よいカップルだと思う。書道家という設定も結構現実離れしてはいるけれども、御曹司なんかよりは、身近に感じられた。それも柚仁のキャラが良かったからかな。2021/03/29