内容説明
著者22歳から26歳のあいだに書かれたドストエフスキー論。体験から体験記述へ。ドストエフスキー文学のディオニュソス性と初期作品の構造を明らかにする。『貧しき人々』と第二作『分身』を徹底的に批評!!
目次
肖像画に見るドストエフスキーとニーチェ
回想のラスコーリニコフ―自称ポルフィーリイの深夜の独白
ドストエフスキー―そのディオニュソス的世界
『貧しき人々』の多視点的考察
意識空間内分裂者による『分身』解釈
『プロハルチン氏』をめぐって
『おかみさん』の世界―胎内回帰とその挫折
著者等紹介
清水正[シミズマサシ]
1949年我孫子市生。日本大学藝術学部文芸学科卒。日本大学藝術学部文芸学科教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。江古田校舎で「文芸批評論」を担当、ドストエフスキー、宮沢賢治、林芙美子等の作品を講じている。文芸批評家。D文学研究会主宰。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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