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内容説明
カトリック横浜教区長・戸田帯刀神父を射殺した元憲兵は事件の12年後、姿を現わした。そして…。
目次
4章 神の愛に生きる者の受難(軍部独裁下、強まる外国人迫害;戦場化する本土・苦悩する教区長)
第5章 破局への道(ヴィア・ドロローサ)(追い込まれた日本と教区長の苦悩;断末魔の戦局下・戸田師の闘い;バチカンと戸田師と憲兵と;「時代に抗うカトリック」の頓挫;“ミカドの諜報機関”)
第6章 衝撃波(終戦三日後の惨劇;司祭たちの8・18;「教区長の殉教」封印へ;マッカーサーと日本のカトリック;「バチカン資料館」から届いた「文書」)
第7章 出頭した射殺犯と残る謎(犯人の自首は時効後だったのか;日本の教会の戦争責任告白は十分か)
著者等紹介
佐々木宏人[ササキヒロト]
1941年、北海道釧路市生まれ。65年、早稲田大学政治経済学部卒、毎日新聞社入社。水戸支局、経済部、政治部記者を経て、85年甲府支局長。在任中、戸田師射殺事件を知る。91年経済部長、広告局長、役員待遇中部本社代表。2001年同社退社。(株)チャンネルJ常務などを経て2010年より「封印された殉教」の執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
peace land
1
下巻に続いて、かなり真剣に読みました。これだけの資料を集める情熱に、驚きました。ノンフィクション作家はみなこうなのでしょうが。これだけの協力者がいたことも驚きです。戦後のというかにhンでも気リスÞ教の立ち位置がすこし分かりました。2018/11/27
セシリア
0
ジャーナリスト佐々木宏人氏の地道で詳細な取材に感服。時の権力者と宗教界の権力者、それぞれにとっての不都合な真実が明らかにされる。「命を賭して、日本のため、世界平和のために働く」という戸田師の揺るぎない決意に心動かされた。2019/05/06