内容説明
詩が嫌いでも大丈夫。家族の温もり、他者への思いやり、忙しい日々で忘れてしまいがちな優しい思いが結晶した言葉の数々―。
目次
帰り道
スケッチ
胸に
気持ち
買い物帰り
夢
挨拶
花
陰口
傘〔ほか〕
著者等紹介
畑中孝夫[ハタナカタカオ]
1972年生まれ。東洋大学文学部哲学科中退。京都市内で勤めながら詩を書いている。『家族』が処女詩集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユキミ
6
大好きなアーティストに縁のある作者さん。詩集というのはあまり手に取ったことがないのだけれど、「詩が嫌いでも大丈夫」という帯にも背を押されて。日常に出会う、一瞬のふわりとした非日常をとても繊細に切り抜いて、そっと前に進む優しさをくれる。時に擬人化された桜であったり帽子であったり、そこからの視点も面白く、儚い。目を背けたくなる傷にそっと触れてくるものも、嫌じゃない。小説ではないけれど、短い言葉に込められた情景がゆったりと頭のなかでひらめきます。『星』『気持ち』『声』がお気に入り。2018/06/07
沙羅双樹
5
心優しく繊細な詩が散りばめられていました。精神的に不安定な時、読んだのですが、薬のように癒やしてくれた本でした。2023/08/20