内容説明
意識がつくった暗示を解いて、自由になる!
目次
第1章 その苦しみはあなたのものでない(その苦しみはあなたのものでない!;外在化なの? ほか)
第2章 万能感が苦しみを生む(心の目で見る;万能感の仕組み ほか)
第3章 苦しみの起源(誰のために苦しみはある;家族を救う立役者はガリガリ ほか)
第4章 催眠で苦しみを消す(催眠の仕組み;めちゃくちゃ簡単に無意識さん発動~! ほか)
著者等紹介
大嶋信頼[オオシマノブヨリ]
米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研究生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として、依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所原宿相談室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。現在、インサイト・カウンセリング代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
10
自分の悩みや苦しみでもないのに、自分の怒りや悲しみでもないのに、それをさも自分のもののような顔をしてオナニーのために使用する方々がこの世界には溢れている。苦しみに喘ぐ他人に寄り添うことは大切かもしれないけれど、どこまでいったとしても他人は所詮他人でしかない。その中で起きていることは自分には関係ないし、それに感情移入などしてはならない。思考にも感情にもきちんと線引きをして自他の境界は明確にしておかないとな。この痛みも苦しみも自分のものではない。2023/08/15
わえ
7
日常の苦しみの源泉について、視野を広めることができた。万能感(人や自分を変えられる、人のことをよく分かっている、というような考え方)が苦しみを生むということに共感。2019/04/26
ゆう
5
★ 自分の感情が自分の内側からのものなのか、それとも他者が感じている感情をキャッチしているのか、その線引きについて書かれている。その手法として『心に聞く』のだが、ここに書かれている心に聞くのは誰の心に聞くのか、その主語が完全に抜けている。文章公正をしているはずなのに、最も重要な情報が抜けているため理解ができない。文体によって、相手でもあり自分でもある。それが混乱を助長させる。人に読ませるレベルではない。本当に珍しい読むだけ無駄な一冊。怖いもの見たさの人は是非。2019/09/02
椿油
4
「無意識さん」から始まって、大嶋本を何冊か読んでみようという試みの最中です。「心よ!」っていうのは、ハイヤーセルフに問いかけと同じととらえて良いのでしょうか(誰に聞いてる?^^;)両方試しましたが「心よ!」のほうが返答がはっきりしていてわかりやすいです。心よ!で聞くと、意識的な時とは違い、自分のこと否定したりしないし、自分の味方~~!って感じで、めちゃくちゃ嬉しいんですけど~@@2020/02/14
Roko
4
「自分が失敗したら大変なことになる」「自分しかやる人がいない」「自分がやってといえば親や家族は無条件にやってくれる」 そんな感覚を持つことが苦しみの原因なのです。自分がメチャクチャ偉い存在なのだと思い込んでしまう”万能感”が自分や周りの人に苦しみをもたらしてしまうという説明が、なぜかすんなり腑に落ちたのです。わたしがやらなくたって、誰かがやってくれるのかもしれないし、やらなくていいことなのかもしれないし、やっちゃいけないことなのかもしれないし、自分が自分がという気持ち自体が危険なんだなと気づかされました。2019/02/02
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