内容説明
四十数年前、思弁的哲学の知的産物として仏教に興味を抱き、諸国仏趾を巡り、仏教学に専心してきた著者の集成本。仏教以前のインド思想の歴史的経緯から現代までを平易に解説。
目次
第1 仏教前史(アーリア人のインド侵入;ヴェーダとバラモン思想 ほか)
第2 インド仏教(初期仏教(仏教の誕生;四門出立と出家 ほか)
部派仏教
大乗仏教(大乗仏教の勃興;初期大乗仏教と竜樹の中観思想 ほか))
第3 中国仏教(中国への伝来;中国禅 ほか)
第4 日本仏教(日本への伝来;奈良仏教(南都仏教)の性格 ほか)
著者等紹介
中村匠[ナカムラタクミ]
1940年、兵庫県の北端(旧分国・但馬の国)の寒村に生まれる。大学を卒業後、公務に就く。その後転身し独立自営。64歳を機に引退、閉居し、諸国を渉遊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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